当会には、会員10人前後に一人の商工振興委員を設置している。
会員数が1,000を超えているから、もう少し多くてもいいはずだが、
イオンモールのテナント158社に一人、イトーヨーカドーのテナント24社に一人と、
商工振興委員の設置対象外となる町外会員が増えていることから、
65人の委員が置かれている。
商工振興委員の制度は、国が、会員数の多い商工会議所を対象に、
その謝金を補助対象として設置したのが始まり。
その後、本県では県補助金の対象となって全商工会に設置された。
今は、県補助金の対象外となったが、当町では、町単独補助金として継続いただいている。
商工会振興委員は、会員と商工会、商工会議所との橋渡し役としての役割を担っている。
組織が大きくになると、限られた職員数では会員などの十分な支援ができない。
そこで、会員に関する情報を収集して事務局に伝えたり、
事務局からの情報を会員に伝えるのが商工振興委員の主な役割。
当会では、その65人の商工振興委員に、7月と12月に会報や総代会資料、
ビジネスノートなどの配布をお願いし、併せて会員情報の収集をお願いしている。
昨日、その7月の振興委員に配っていただく配布物の仕分けとセットを行ったが、
これが結構時間がかかる。
総代会の出席者には総代会資料は配布しないから、名簿に印を付けたり、
新規加入会員には、場所がわかるよう地図を付けたりと、
仕分けが結構複雑になる。
今年は、商工振興委員も3年の任期満了で、新しい委員が何人も選ばれた。
年2回の配布だが、会員事業所を知ってもらうことで、
事務局に情報も集まってくる。
支部によっては、商工振興委員から総代となり、支部役員や本会役員となっていく、
いわば将来的に支部の執行部になっていく方々を選任しているようだ。
こういった商工振興委員のご尽力もあって、
商工会が成り立っていることを忘れてはならないと思う。
このブログは、時間のあるときに書き溜めているので、
今日は実は27日の金曜日だ。
本当はルール違反かもしれないし、
何といってもタイムリーな話題を逃す恐れがあるので、
あまり褒められたことではないことは承知している。
そのタイムリーな話題のひとつが台風12号だ。
今日の時点では、小笠原諸島の付近までは、
これまでの台風と同じように西から東に進むが、
そこから一気に西に進路を変え、日本列島を東から西に縦断する予想進路だ。
それを見ると、まるでゴルフの「ひっかけ」のフックのような曲がり方で、
逆走しているような進路だ。
山梨に東から来る台風というと、昭和43年の台風7号を思い出す。
この台風も日本列島を東から西に縦断し、一次沖縄付近で停滞するなど大雨を降らし、
死者112人という甚大な被害を出した。
月曜日には台風は通り過ぎているから、今日の段階で軽々なことはまだ書けないが、
被害の少ないことを祈りたい。
商工会でも、遅ればせながら、平成28年度に危機管理マニュアルを策定した。
災害時の対応を細かく決めたが、あくまで予想される範囲の対策で、
想定外の事態には、柔軟に、迅速に対応するしかない。
このマニュアルにもそのことが記載されているが、
そんな事態にならないことを祈りたい。
今年のふれあい祭りは10月7日(日)に、いつものとおり押原公園で開催される。
今週、その「ふるさとふれあい祭り」の実施内容を決める
「ふるさとづくり推進委員会」が開かれた。
この委員会は、行政はもとより、祭りに係る様々な団体や各区などが構成員となり、
ふれあい祭りの具体的な内容を決めていく。
商工会も構成員のひとりで、委員会の議長は商工会長が務める。
今年は平成の年号とともに始まったこの祭りが、30回目の節目を迎える。
毎年同じような内容で開催されていると思われがちだが、
実は、毎年いくつかの変更点がある。
去年は、商工会員の出展する「食のコーナー」のテント数を増やしていただき、
今年は来場者の利便性向上のため、販売開始時間が10時からと30分繰り上がる。
これも開会式の時間変更などを含めいくつかの予定を変更しながらだから、
単に30分早めただけではない。
また、警備関係も人手不足の影響で警備員の人件費が高騰し、
大幅な予算の見直しが行われた。
それでも30回という記念の年なので、歌謡ショーの歌手も大物が予定されている。
まだ大々的な広報ができない段階なので、書くことはできないが、
「さすがは昭和のお祭り」といわれる歌手を招く。
商工会でも、この委員会が終わると出展者の募集に入る。
昨年テントを増やしていただいて、
申し込んだのに出展できないという恐れは随分減ったが、
出展者の増加は確実で、当日の競争はさらに激しくなる。
それでも町内外から2万人近い人が訪れる一大イベントだけに、
出展する会員事業所には「お客さま目線」を忘れずに対応してもらいたいと思う。
ここのところ猛暑が続いて暑さ対策に追われているが、
最近、あのイヤな独特のブーンという蚊の音がしない。
我が国に生息する蚊は、いわゆる藪蚊といわれるヒトスジシマカ、
アカイエカ、チカイエカのほぼ3種類。
セミと並んで夏を代表する昆虫だ。
その蚊は、寒さには強い。
ヒトスジシマカは夏が過ぎると見かけないが、アカイエカ、チカイエカは越冬する。
ところが、蚊は意外に暑さに弱い。
蚊の適温は25℃から30℃といわれている。
意外にその活動温度の幅は狭い。
その割には結構うるさく、血を吸うだけでなく、厄介な病気を媒介する迷惑な存在だ。
蚊は暑くなるほど繁殖し、血を求めて飛び回る熱帯の吸血鬼のようなイメージだが、
実は、気温が35℃を超えると活動を休止し、40℃を超えると死んでしまうらしい。
これはもちろん日本にいる蚊のことだと思うが、
そういえば、今年は蚊に悩まされることが少ないような気がする。
つまり、蚊も活動を控え、あるいは死んでしまうほどの猛暑、酷暑ということか。
蚊は全て血を吸うと思いがちだが、
実は血を吸うのは、交尾をした後の産卵前のメスだけだという。
産卵のための栄養として血を求めてあのイヤな音で人間を狙っているわけだ。
せいぜい5mm程度の小さな蚊だが、その体には驚きのメカニズムが隠されている。
蚊は、血を吸いながら人間に気づかれないよう麻酔を注入し、
さらに血を吸いやすくする血液サラサラの液まで注入しているという。
道理で気が付かないわけだ。
さて、35℃を超えて蚊が活動しなくなるのがいいか、
この猛暑に耐えるのがいいか、迷ってしまうほどの暑さが続いている。
先週から続く猛暑で、事務所のエアコンは朝からフル稼働だ。
ホップの緑カーテンとブラインドで朝の陽射しを遮っていても、
朝8時頃には既に室内は30℃を超え、
事務所に足を踏み入れるとムッとした空気が襲ってくる。
そもそも会館自体が東西に細長い建物で、
南に細長い事務室の鉄骨以外の部分はほとんど窓だから、
朝の直射日光を全て窓が受ける設計になっている。
冬はブラインドを開けると朝の陽射しが事務室に差し込み、
室内が暖まるのがわかるくらいだが、夏はその南向きの設計があだになる。
したがって、朝からエアコンを入れないと、職員も事務に支障をきたすし、
何よりも相談などで来所する会員に不快な思いをさせる。
事務所を改装して事務室を広げるときに、
天井型のエアコンを1台増設したが、古いエアコンが効かなくなり、
会員の電気工事業者に見てもらったが、どうも寿命らしい。
しかし、付け替えるほどの予算はないから、昨年、家庭用のエアコンを新設した。
古いエアコンもどうにか冷たい空気を吐き出しているから、
何とか「エアコンの効いた事務室」の体裁だけは保っている。
それにしても昨日のような40℃超えの日は、
予算配分の中で、エアコン付替えの優先順位が高くなる。
仕事もそうだが、優先順位は重要で、違っても大勢に影響ない場合もあるが、
順位を間違うと大変な事態を招くこともある。
今、当会の備品などで俎上にあがっているのは、
公用車、エアコン、パソコン、書庫などだか、
予算には限りがあり、当面、古い備品等に重大な故障などはないので、
錯綜する職員同士の思惑や希望をくみ取り、
じっくり議論して順位を決めていきたいと思う。
昨日の甲府の気温は、ついに40℃越え。40.3℃だった。
それでも全国では4番目で、最高は埼玉の熊谷でも何と41.1℃だった。
これは国内の最高気温の記録を更新した暑さで、
これまで最高だった四万十市の41.0℃を更新した。
甲府の暑さも歴代第5位とかで、あまりありがたくない記録だが、
そのほとんどが21世紀になってからの記録で、やはり温暖化の影響だろうか。
昨日は、暑さとともに湿度が高く、蒸し暑さがひどかった。
そんななか、当会では、保険会社とタイアップした共済推進週間の初日で、
移動中の車の中はエアコンがいくらか効いて涼しい感じがしたが、
車から降りて事業所に向かうまでに一気に汗が噴き出て、
汗だくの訪問者を見て、どこの会員事業所でも冷たい飲み物を出してくれた。
お蔭で、2、3か所訪問したころには、車から降りるとき、
お腹が「たっぽん」と音を立てている気がした。
それでもその後も出される飲物にはつい手が伸び、
それがどんどん汗となって噴き出て、
推進が終わる頃には、ハンカチが絞れるほどの汗をかいた。
最初は事業所に着くと車のエンジンを切っていたが、
途中からエンジンは掛けっ放しにして、車内が暑くなるのを極力抑えて推進した。
汗だくの職員と保険会社の社員を見て、哀れに思ったのか、
推進もことのほか順調で、大口の契約に進みそうな話がいくつもあった。
そう考えると、最高気温の最中の共済推進も悪くはないと思うが、
事務所に帰ってから40.3℃と聞いて、一気に暑さがぶり返してきた気がした。
昨日も熱中症の救急搬送が全国で2万人、本県でも300人近かったらしい。
くれぐれも水分補給など、しばらくは熱中症対策に気を付けていただきたい。
7月19日の理事会終了後、政治連盟支部の役員会が開かれた。
席上、副支部長に出馬要請が行われたが、
こうした場面は職員が関わることはほとんどない。
商工政治連盟については以前にも書いたが、
商工会とは一線を画した政治団体で、
商工会が職員主導で運営されていると批判する向きも、
こと政治連盟に関しては、役員主導を認めざるを得ない。
「政治は主義主張の異なる人達の駆け引きと調整の場だ」
と誰か言ったらしいが、大多数の有権者は、自身の考え方を持ってはいても、
主義主張と言えるものまではほとんど持たない。
ただ有権者には好みと嗅覚がある。
誰の主張が好ましいか、誰が誠実か、誰に実行力がありそうかなど、
適任者を見分ける、いわば審美眼は選挙の度に磨かれているはずだ。
商工政治連盟は、政治の場に商工業者の同志を送る組織だから、
当然自分たちの仲間に活躍してもらうことが最善の選択だ。
小規模企業振興基本法の成立に尽力した宮本周司参議院議員は、
元石川県商工会青年部連合会会長で、全国商工会青年部連合会会長も歴任した。
石川県の造り酒屋の後継ぎで、一旦親から継いだ酒蔵をまた親が逆承継してまで
政治の場に足を踏み入れた。
造り酒屋といっても、自分を含めた4人で酒を造る小規模な酒蔵だ。
その覚悟がすごい。
その小規模企業としての誇りと矜持があったからこそ、
基本法という根幹の法律の成立にこぎ着けたのかもしれない。
今、全国の市町村で着々と条例の制定が広がっている。
6月25日に成立した当町の中小企業・小規模企業振興基本条例も
この宮本議員の熱い思いが結実してものだ。
明日は、その宮本議員の仲間である立石元兵庫県商工会青年部連合会長から聴いた
宮本議員の覚悟の一端を紹介する。
ここのところ暑い日が続く。
連日35℃を超える猛暑日だ。
岐阜の多治見では40℃を超えたし、京都でも40℃に迫る猛暑の日があった。
交付は京都と同じ盆地で、地理的に夏暑く、冬寒い内陸性気候だから、
すっかりこれに慣れているとはいえ、体温を超える暑さになると、
さすがに熱中症を心配しなければならない。
熱中症というのも最近になって言われ出したもので、
子供の頃は炎天下を、やれ野球だ、虫取りだと飛び回っていた。
暑気当たりというような言い方もあった気がするが、
死に至るほどの症状があったのだろうか。
高齢化が進み、体力的に弱いお年寄りが熱中症にかかりやすくなっているのも確かだ。
それにしても全国各地で猛暑日が続き、
関東も関西も東北も北陸も同じような高温の日が続くというのは、異常だと思う。
やはり猛暑日が続くのは地球温暖化が進んでいるせいだろうか。
何もかにも温暖化のせいにするのは温暖化に失礼かもしれないが、
無関係ではないと思う。
この猛暑でエアコンの売れ行きが好調だという。
出荷が間に合わないし、量販店の在庫も品薄らしい。
工事業者も大忙しで、食事する時間もないと聞く。
確かに書入れ時には違いないが、身体を壊しては元も子もない。
そう言えば、エアコンの利用がピークを迎えると、電力が逼迫する。
しかし、東日本大震災以降、節電製品が増え、人の節電意識も高まったからか、
電力需要が供給を上回るという報道をあまり聞かない。
節電のエアコンや冷蔵庫、LED電灯などに替えて
電気量が下がったという話を聞くこともあり、その影響は大きい。
それにしても暑い!猛暑どころではなく酷暑だ。
酷暑は消費を押し上げる効果があるという試算もあるが、
だからといって連日の酷暑は勘弁してもらいたい。
脇道通勤派を自認しているから、朝、すれ違いのできない狭い道を何か所か通る。
どちらかの車が停まって待たないと「にらめっこ」になるから、
できるだけこちらが手前のすれ違いできる場所で待つようにはしている。
その待っている車の横を通るとき、
「ありがとう」の意味で手を挙げてあいさつするドライバーが減った。
それどころか、ひどいときは対向車1台を待って、
その車がすれ違ったら今度はこちらがその狭い道に入り、交互に狭い道を抜けるつもりが、
後から後からその道に差し掛かった対向車がどんどん突っ込んできて、
結局4台も5台も待つ破目になることもある。
まるで「こちらが通る順番よ」と言わんばかりの運転だ。
そんなとき、突っ込んできた対向車が、
すれ違うとき申し訳なさそうに手をあげるとか、頭を下げるとかすると、
憮然としながらも「しょうがないなあ」とこちらも手を挙げる。
最近は、こちらが待っているのをいいことに、どんどん車を突っ込んできて、
挙句の果てに、たばこを加えたままこちらを一顧だにせず、
「知らんぷり」で通り過ぎる車もある。
元来、交通全体は相互信頼で成り立っている。
対向車がセンターラインを越えてくることはない、
高速道路を逆走してくる車はない、
前の車はウィンカーを出してから曲がる、
待っている対向車があれば、こちらが後から来たのだから、今度は自分が待つ、
といった当たり前の信頼関係が成り立たなくなっている。
自分勝手なドライバーが増えているのだろうか。
「煽り運転」が問題になることがあるが、
確かに強引な割り込みやウィンカーなしの車線変更など、
運転していると、ムッとする場面に出くわすことがある。
煽り運転はもちろん絶対に肯定できないが、どちらも自分勝手の「我関せず」の感がある。
組織も、交通の信頼関係と同じようなところがあって、
自分勝手で「我関せず」では絶対に成り立たない。
明日は、本年度第2回目の理事会が開催される。
2回目といっても、総代会の役員改選の後、初めての理事会となるので、
新役員の初顔合わせとなる。
初顔合わせといっても、町内で長年事業を営んでいる会員同士だから、
全く「初めて顔を見た」というケースはほとんどないと思う。
それでも、今年から理事定数が3名増えて28名となったうち、
新顔が10名というのは、少し不遜な言い方だが、
比較的順調に役員の新陳代謝が進んでいると言える。
明日の理事会は、商業・工業部会、青年・女性部と、
組織強化、福利厚生、広報企画の3委員会の本年度の具体的な事業などを、
各部会や委員会の長が理事に説明する重要な会議だ。
総代会でも部会等の事業は説明するが、
なかなか詳しい内容まで踏み込んではいられない。
明日の理事会では、事業などの具体的な内容や予算に加え、
課題や問題点なども含めた説明があるはずだ。
この長による理事会での説明は、もう10年以上続いている。
率先して突っ込んだ説明をするためには、担当職員と入念な打ち合わせが必要となる。
打合せの際は、レクチャーもあれば細かい修正を求められることもある。
部会等の長も担当職員もお互いに、ある意味試されているところもあるため、
緊張感のある打合せとなり、その緊張感が理事会でも保たれる。
職員の意識も、事務局主導をできるだけ排除する方向に向き、
役員と共通認識をもって事業等にあたるような意識を持つようになる。
事業は、既に一部が始まっているが、
理事会の構成員全員が、商工会の事業や活動の全体を掴むにはいい機会で、
初めての理事会としては「うってつけ」の内容となる。
⇒ michi (04/25)