Page: 1/1
スポンサーサイト
2019.12.27 Friday | category:-
| スポンサードリンク | | - | - | - | - |
「読み」パート2
2017.02.01 Wednesday | category:雑感
先日、パーティーの料理に関する「読み」の失敗談を投稿したら、反応がほんの少しあった。そこで、調子にのって「読み」のパート2を書き込むことにした。
自慢になるが、昨年4月、当会は県下の商工会で初めて国から経営発達支援計画の認定を受けた。平成26年の小規模企業振興基本法の制定と小規模事業者支援法の改正で、国は商工会と商工会議所に「伴走型支援」を求めた。計画は、各商工会等が自ら振興に向けた計画を作成し、国の認定を受けるもの。
これが「読み」とどういう関係があるのか。
この計画では、大雑把に言うと、国が求めたのは、小規模事業の振興に向けて、それぞれの事業者の将来的な事業計画の作成に対する支援。この事業計画には、各事業者の経営分析、経済動向や市場動向を踏まえた販路開拓や売上増加策が盛り込まれる。それらを含めた商工会等の支援計画が経営発達支援計画。
当商工会では、平成28年度から、数値目標をもって、この事業計画作成の支援にあたっている。経営分析は決算書から数字を拾えばできる。経済動向や市場動向も「この事業所は特別」ということはまずない。つまり、かなり機械的にデータは揃えることができるが、そこから先が「読み」の領域となる。
特に、事業所ごとの事業計画となると、経営者の意欲や後継者問題、将来も含めた競合関係など、予想や予測に担当者の主観や支援のセンスも交えた「読み」がこの計画の肝となる。
こうした「読み」には、もちろん数学的な正解はないが、許容範囲はある。国が「伴走型支援」と表現したのは、対象となる事業所に寄り添うことで、こうした「読み」が許容範囲を超えないような事業計画づくりを求めたのかもしれない。
⇒ michi (04/25)