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健全化
2016.07.27 Wednesday | category:雑感
あるところの財政健全化について議論した。
「健全」とは「正常」と類義語だと思えるが、辞書によると、「物事が正常に機能して、しっかりした状態にあること」という意味らしい。
健全ではなかったから正常に機能するよう検討するのだと思うが、体に例えると「不健康な状態にもかかわらず、気づかなかった。」つまり自覚症状がなかったということにもなる。
これが医療に全く知識のない素人なら大目にも見られるが、医療関係者だとすると少し意味が違ってくる。医者の不養生ということわざもあるが、それは現代ほど医学の進んでいない時代のことである。
頭が痛い、胸が苦しい、胃がキリキリする、などのはっきりした自覚症状ではなくても、不健全な状態は自覚していたはずである。自覚していたにも関わらず、何の処置もしなかったとすると、これは「確信犯」で、刑法ならかなり罪も重い。
ただ、いくら確信犯を裁いても問題は解決しない。健全化に向けた道筋を立て、それに向かって地道に努力する以外、正常な機能を取り戻すのは難しい。
減塩や糖分控えめ、アルコールの抑制などの自助努力ではどうにもならない場合は、これまでの不摂生、不健全を潔く認めて、周囲の協力を仰ぐ以外にない。
それと、ライザップはいらないが、軽い運動を続けて体を鍛え、健康を持続させる努力も欠かせない。あれは体の負担が大きいとか、これはニガ手などというのは、健康な人の言い訳で、今の不健康から抜け出せるなら贅沢は言っていられない。
当商工会でも、理事会や総代会で収支決算書の説明の最後に「ことしも健全財政を維持できました」というのが決まり文句で、軽く聞き流されていそうだが、これが言えるかどうかを常に意識することが案外大切なのかもしれない。
⇒ michi (04/25)