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来客
2016.06.08 Wednesday | category:組織
来客
事務所を訪れる会員がいないと商工会は「商売あがったり」である。
多くの会員は、相談事や手続きなどで来所するが、時には何も用がなくても来所する会員や役員がいる。
こう書くと何やら「迷惑」しているように受け取られるが、実はそうではない。
目的のある会員はその目的を達すれば商工会はもう用済みである。職員との情報交換もどうしても限定的になる。
ところが、確たる目的のない会員とは、商工会とは関係のない事柄も含めて幅の広い情報交換ができる。その情報のなかに、思いがけない「拾い物」が結構ある。「誰それが交通事故で入院した」、「息子が帰ってきて後を継ぐらしい」、「新車を買った」など。一見何の変哲もない世間話だが、実はどれも商工会の業務と深い関わりがある。
交通事故は商工会の商工貯蓄共済制度に加入していれば保険金の給付が受けられるし、後継ぎが正式に事業を承継すれば、税務署への届け出が必要となる。車の買い替えはもちろん商売が順調な証拠のひとつである。
今の事務所は手狭で、なかなか会員にくつろいでもらうスペースはないが、商工会が会員が気軽に来所して雑談できるサロン的な役割を果たせれば、これまで摑みきれなかった情報がかなり集まってくる。
用があろうとなかろうと、来客は商工会にとって「宝」である。
⇒ michi (04/25)