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2019.12.27 Friday | category:-
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紫陽花日記2012
2012.06.29 Friday | category:雑感
会館玄関脇の紫陽花が見頃を迎えた。
花の数が最も多いのを「満開」というなら、
20輪ほどの大輪が咲き誇り、ほぼ満開だ。
お蔭で、既に花が落ちて数か月経つ「町の木 乙女椿」は、
勢いのいい紫陽花の葉に押され気味で、
隣で申し訳なさそうにしている。
玄関の反対側に植え込みには、女子職員が植えたカランコエが、
柘植の根本で小さな花を咲かせている。
会員からいただいた鉢から移植したものだが、
ツルニチニチソウの傍若無人な伸びに圧倒され、
その陰に隠れて見えなくなっていた。
いくら日陰に強いといっても、全身が隠れてしまっては可哀そうだと、
昨日、ツルニチニチソウを一気に刈り込み、
少し陽が当たるようにしたら、
どことなく元気になったような気がする。
紫陽花は各地で見頃を迎え、旬といえるが、
総代会を終わっても商工会には旬も閑もない。
特に、ここのところ融資を断られた厳しい案件の相談が多く、
お客を紹介するなど、できるかぎりの支援はするが、
最終的には経営者本人の判断によるしかない。
経済の大きな流れに飲み込まれ、急激に売上が落ちたり、
取引先とのトラブルから受注が止まったりと、
その原因は様々だ。
小規模企業には、そういった突然のリスクが常につきまとう。
満開の紫陽花のような旬のときはいいが、
花も葉も落ちて根だけで生きなければならないときもある。
そうなると、数字では割り切れない。
取引先や家族のことだけでなく、
誇りや生き方まで話が及ぶことになる。
経営支援の限界を感じることが多いが、
これも商工会の仕事であり、
少しでもその判断の助けになればと努めている。
⇒ michi (04/25)