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    晩秋の山脈
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      師走が近づき、盆地も朝晩少し冷え込み始めた。

      そんな先週のある朝、通勤途中の渋滞で車が進まないときに、

      ふと南アルプス方面に目をやると、

      山々の中腹をうっすらと南北に雲海が漂っていた。

      その日の朝は薄曇りで、陽射しはみられなかった。

       

      めずらしい風景だと思い、よく目を凝らすと、

      雲海が漂っているのは手前の山々で、

      奥には頭に雪を被った南アルプスの高峰と

      その手前の山々がが青黒く連なっている。

       

      その雲海の北の端、ちょうど甲斐駒ケ岳の手前辺りだけ

      まぁるくぽっかりと朝陽が射していて、

      紅葉した山腹が鮮やかに浮かび上がっていた。

       

      雲の切れ間からの陽射しなのか、まるでスポットライトが当たったように明るい。

      その雲海と陽が当たった山肌のコントラストは実に見事で、

      今頃で例えるなら、配られ始めたカレンダーに載りそうな風景だ。

       

      カメラを持っていれば写真に収めたい風景だったので、

      スマホを構えようとしたが、対向車線にパトカーの赤色灯が見えたので、

      カバンから出したスマホを慌てて戻した。

       

      山々の紅葉は日毎に進んでいる。

      朝晩の冷え込みが増すほど色づき鮮やかになる。

      昇仙峡の紅葉ももうピークを過ぎた。

      もうあと10日で師走となる。

      | shwusr | 07:41 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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