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食物連鎖
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    例年より少し遅れて緑のカーテンのホップをネットごと撤去したとき、

    細長い花壇にたくさんの生き物がいた。

     

    カエル、ダンゴムシ、クモ、カマキリetc.

    ホップと雑草の森は小さな生き物の宝庫だった。

     

    ホップの撤去に手間取り、花壇の草取りが後回しになったので、

    先週の陽気のいい日を見計らって草取りをした。

     

    そのとき、片方の羽が広がったままで、動きの鈍い瀕死のカマキリがいた。

    可哀想におもったが、結構な大きさだったので、そのままにせず、

    草と一緒にゴミ袋に押し込んだ。

     

    そんなことはコロッと忘れていたが、

    今週になって、外階段下の喫煙スペースの脇の会館の壁面に、

    まだ生んだばかりの柔らかそうなカマキリの卵を見つけた。

    ちょうど外階段の下で、地面から50僂曚匹里箸海蹐澄

     

    卵といっても、カマキリのそれは卵嚢と呼ばれる袋のような形で、

    その袋の中に、200個ほどの卵を産むらしい。

     

    雪国では、雪の積もる高さより上に卵を産むので、

    その冬の積雪がカマキリの卵嚢の高さでわかるという話もある。

     

    春になってカマキリが孵化しても、その半数は地面に落ちると同時に、

    アリなどの餌食となる。

    残った半数がアブラムシや蝶などを捕食して成長するが、

    その過程でも鳥に食べられたり、カエルの餌にもなっていると思われる。

     

    一説にはカマキリの生存率は平均4%程度と言われている。

    つまり、ひとつの卵嚢から生まれた200匹の幼虫のうち、

    成虫になるのは8匹程度ということになる。

     

    カマキリの卵嚢を発見して、そんな食物連鎖に思いを馳せてみた。

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