秋の彼岸
2018.09.25 Tuesday | category:雑感
一昨日、9月23日は秋分の日だった。
24日の振替休日が入ったから、少し間延びした感じだが、
秋の彼岸の中日で、お墓参りの「最盛期」だ。
いよいよ昼より夜の方が長くなった。
そういえば、随分日が短くなった。
朝も日の出は5時半過ぎだし、日の入りは5時台で、
終業時間の5時15分にはもう薄暗い。
秋の彼岸は、秋分の日を中日に、前後3日間とするのが一般的。
秋の彼岸は、先祖を供養する習慣からすると、
お盆からわずか1カ月ちょっとだから、毎月供養している感じになる。
しかし、そもそも彼岸とは何だろう。少し調べてみた。
仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を「彼岸」という。
つまりあちらの世界だ。
一方、その反対側の世界を「此岸(しがん)」という。
こちらは現世、迷いや煩悩に満ちた世界ということになる。
仏教では、彼岸は西に、此岸は東にあるとされ、
太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、
彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになったのだという。
秋分の日はあちらの世界が近くにあるという教えだ。
そんな彼岸というと、
「暑さ寒さも彼岸まで」
ということばを思い出す。
確かに猛暑は去った。
しかし、湿度の高い日にはまだ多少の蒸し暑さも感じる。
彼岸を過ぎると、秋も本格的になる。
四季のある日本を「いいなぁ」と思うときでもある。
⇒ michi (04/25)