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白露
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    明日から二十四節気のひとつ白露だ。

    朝晩の涼しさが際立ち、露が草に落ちて白く光る頃という意味らしい。

     

    白露という言葉自体を知ったのは、俳句の同人誌からだった。

    もちろん俳句などという高尚な趣味があるわけではない。

    本県の生んだ俳人飯田蛇笏とその子飯田龍太が雲母という同人誌を主宰していた。

    その雲母を引き継いだ広瀬直人、福田甲子雄らの俳人が主宰したのが白露だった。

    既に両氏とも鬼籍に入られたが、

    その福田甲子雄氏が大先輩の商工会職員として在籍しておられ、

    たくさんの薫陶をいただいき、商工会にも多くの功績を遺された。

     

    その雲母を継ぐ新しい同人誌の発刊にあたって、

    印刷に関してほんの少しお手伝いをしたことがあり、

    そのとき初めて白露という言葉を知った。

    福田氏は俳句界の重鎮でありながら、仕事中その素振りを全く見せなかった。

    そういう意味では、公私の区別のはっきりした高潔な人だった。

     

    9月に入ると、残暑が厳しい日もあるが、確かに過ごしやすくなる。

    夏の間フル稼働したエアコンや扇風機が、そろそろお役御免になる頃だ。

     

    白露の頃になると田んぼの稲に実が入り、稲穂がだんだん頭を垂れてくる。

    「実るほど 頭を垂れる稲穂かな」

    も五、七、五だから俳句だと思ったら、どうもそうではないらしが、

    日本語としては語呂がいい。

    ネットで調べると、故事ことわざ辞典に載っている。

     

    会員にこのことわざが好きな人がいて、

    尊大な人を見るとこのことわざを引用して、本人に直接諭したり、

    後でその人を評したりする。

    座右の銘ほどではないにしろ、よく使う。

     

    俳句もことわざも短いことばで端的に表現しながら、

    その意味するところは奥が深い。

     

    その福田氏の句に「終刊の号にも誤植そぞろ寒」というのがある。

    白露でさえ誤植があるのだから、こんなブログでは当たり前と少し頭をもたげてみたが、

    それでは実っていないことになる。

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