Entry: main  << >>
ボタンの掛け違い
0

    些細な行き違いがとんでもない方向に進んでしまうことは珍しいことではない。

    そんなときにその発端となった行き違いのことを

    「ボタンの掛け違い」と表現することがある。

    先日、ある話を聞きながら、すぐにこのことわざを思い出した。

     

    シャツに袖を通したが、慌てていて第2ボタンを第3ボタンの穴に通してしまう。

    そんなことは年に何回かある。

    出勤前に時計をチラチラ見ながら急いでシャツを着ようとして、

    自分でボタンの穴を間違えた「セルフ』の掛け違いでは、

    また外して何事もなかったかのように掛け直せば済む。

    しかし、それが他人との間の掛け違いだとたら、「覆水盆に返らず」のような事態になる。

     

    聞いた話の内容は支障があるので詳しく書けないが、

    「まあ、この方が簡単に済む」

    といった安易な考えと対応が、相手の琴線に触れ、

    結局本来の事柄がそもそもなくなってしまったという内容だった。

     

    商工会の業務の中にも、デリケートな部分は随所にある。

    9年前に事務所を改装したとき、相談室を2室設けたのも、

    相談に来る会員事業所に配慮してのものだった。

     

    こんなことがあった。

    ある融資の相談を受けているとき、別の会員が来所した。

    それまで普通に相談していた会員が急に声をひそめた。

    訝しんでその会員の顔を見ると、顎で来所した会員の方を示した。

    融資そのものより、経営状況が同業者には聞かれたくない内容だった。

    そんなこともあって相談室を設け、相談もできるだけ詳細に受け、

    また聴くように心掛けている。

     

    極論なので断言するわけではないが、

    行政は法律や条例に照らし合わせれば可否がはっきりする。

    しかし、商工会バックには何もないから、

    相談者との面談、ヒアリングでは、話の内容だけでなく、

    その背景や裏にある事情に関して想像力を働かさなければならない。

    「100まではないと思う」と言われると、一般的には80から90を想像するが、

    普段1,000、2,000を扱っている会員には、20も80も余り変わりはない。

    そこですかさず「50以上ありますか」と畳み掛けないと、

    正確な数字には近づけず、ボタンの掛け違いを生む恐れがある。

    | shwusr | 07:56 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    スポンサーサイト
    0
      | スポンサードリンク | 07:56 | - | - | - | - |
      Comment








      Trackback

      PR

      Calendar

          123
      45678910
      11121314151617
      18192021222324
      252627282930 
      << November 2018 >>

      Profile

      Search

      Entry

      Comment

      Archives

      Category

      Link

      Feed

      Others

      無料ブログ作成サービス JUGEM

      Mobile

      qrcode