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十薬
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    6月に入って、商工会の出す文書などの冒頭の季語も変わった。

    県や市町村の公文書ではあまり見かけないが、

    会員組織である商工会は、通知文の冒頭に季語を使うことが多い。

     

    県と県民、市と市民の関係と、商工会と会員の関係は少し違う。

    わかりやすい表現で比べると、

    住居を移転して転入する住民は、市町村に転入届を出すが、

    「転入いただいた」とは言わない。

    しかし、商工会に加入するときは、加入申込書を提出し、

    商工会としては「ご加入いただいた」とお礼も含めて表現する。

     

    その季語に新緑や初夏を使う季節になったが、

    何といってもしっくりくるのは、入梅や梅雨の候だろう。

    梅雨になると、雨の後の蒸し暑さで、草花が匂いを放つことがある。

     

    「小布施来て 小布施の十薬 匂い立つ」と詠んだ人がいたが、

    十薬が匂うのはもう少し先の季節で、この時期に白く可憐な花をつける。

    確かに十薬の匂いは強烈だ。

     

    十薬とはドクダミのことで、

    字のとおり昔から様々な効能がある漢方薬として用いられてきた。

    例えば、解毒、利尿、消腫などで、気管支炎や膀胱炎などにも効果のある生薬として、

    別名「重薬」とも言われてきた。

     

    ドクダミは、繁殖力が強い。地上の葉や茎を除草しても、

    地下茎で伸びてまた地上に顔を出す。

    一度顔を出すと、その場所からなくなることはまずない。

    ベトナムでは、そんなドクダミを魚料理の香草として使うらしい。

    かの国の魚醤も強烈な匂いだが、それにドクダミの匂いが加わったら、

    いったいどんな料理になるのだろう。想像もつかない。

    もっともベトナムのドクダミは日本ほど強烈には匂わないらしいが……。

    | shwusr | 07:27 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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